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「海の少年」小川未明

海の少年

「君、来年きたら連れていってあげよう。もう明日から、僕のほうの学校が始まるから。君も晩に東京へ帰るんだろう。ほんとうに来年の夏休には、また君もきたまえ。僕もきっとくるから、そして海の底の都には、こんな真珠や、紫水晶や、さんごや、めのうなどが、ごろごろころがっていて、建物なんか、みんなこれでできているから、電気燈がつくと、いつでも町じゅうがイルミネーションをしたようで、はじめてきたものは目がくらむかもしれないよ。」

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  • ガラスペンで書きやすいように大きめのフォントを使用しています。
  • 用紙は万年筆インクの滲み・裏うつりの少ない コクヨ コピー用紙 がオススメです。
この文章のポイント

現実と幻想を融合させた作品が多い童話作家の小川未明さんの作品です。真珠や紫水晶や珊瑚や瑪瑙よりも「電気燈」という言葉になぜか一番ロマンを感じてしまいました。

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