いずこへ
私は食うために働くという考えがないのだから、貧乏は仕方がないので、てんから諦めて自分の馬鹿らしさを眺めていた。遊ぶためなら働く。贅沢のため浪費のためなら働く。けれども私が働いてみたところでとても意にみちる贅沢豪奢はできないから、結局私は働かないだけの話で、私の生活原理は単純明快であった。


この文章のポイント
坂口安吾の貧乏話がちょっとクセになってます(^◇^;)
時代も時代でしたからかなりの貧乏をしたようですが、文章にはどこかユーモアが見え隠れして、悲壮感がほとんどないのです。
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