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「札幌まで」寺田寅彦

札幌まで

血の色には汚れがあり、焔の色には苦熱があり、ルビーの色は硬くて脆い。血の汚れを去り、焔の熱を奪い、ルビーを霊泉の水に溶かしでもしたら彼の円山の緋鶏頭の色に似た色になるであろうか。

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なぞり書きシートの改変・再配布はご遠慮下さい。
個人で楽しむ範囲でご利用ください。

  • ガラスペンで書きやすいように大きめのフォントを使用しています。
  • 用紙は万年筆インクの滲み・裏うつりの少ない コクヨ コピー用紙 がオススメです。
この文章のポイント

寺田寅彦さんは、日本の物理学者にして随筆家。一見、硬質に感じる文章ですが、詩的でもあります。これ以上ないくらいに頭の中が「赤」でいっぱいになりそうな表現です。

エルバン ガーネットレッド

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