草枕
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。
夏目漱石の小説「草枕」の一節です。
この文章。
幼い頃に見た記憶がぼんやりとあるのです。
親が読んでいた本にこの文章の書かれたカバーがかかっていたように記憶しているんですが、今 検索してみてもどうしても見つけ出すことができません。
やっぱり思い違いなんでしょうか……。
そもそも、子供の頃にこんな難しい漢字が読めるわけないよなぁ、とは思ったりもしてるんですが、それでもどうにもモヤモヤして仕方ありません。
もしもどなたか
「そのブックカバーなら知ってるよ!」
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