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「真珠の首飾り」レスコーフ

真珠の首飾り

 その真珠は大粒で、ふっくらと円みがあって、ひどく冴え冴えした色気のものだった。のみならず首飾りの作りは、いかにも昔風の好みで、いわゆるルフィール型とか瓔珞型とか呼ばれるあれだった。――つまり背後のところは、小粒ながら一ばんまん円なカーフィム真珠でもって始まって、だんだん大粒になるブルミート真珠がそれにつづき、やがて下へ垂れるあたりになると大豆ほどの粒がつらなって、最後のまん中の部分には三粒のびっくりするほど大きな黒真珠が、群を抜いて美しい光耀をはなっている、という仕組みなのだった。

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  • 用紙は万年筆インクの滲み・裏うつりの少ない コクヨ コピー用紙 がオススメです。
この文章のポイント

この文章で何が一番気になるって、それはもう「カーフィム真珠」と「ブルミート真珠」です。産地なのか、それとも形なのか色なのか……。検索してみたりAIにきいてみたりしたのですが、とうとう分からず終いでした。あぁ、気になる(^◇^;)

エルバン カランクブルー

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